中央本線旧線(木曽福島〜上松)廃線跡
木曽の棧に沿って走っていた区間で、昭和41年に中平信号場が開設。その後、昭和48年に単線の状態で電化されました。そして部分的の切り替えを経て昭和54年10月15日にトンネルが完成し、木曽福島〜上松間の単線区間は廃止されました。
木曽の棧に沿っていた廃線跡
木曽福島駅を出てしばらく行くと現在線は木曽トンネルへと入っていきますが、廃線跡はトンネル付近から分岐し、山裾に沿って続いています。分岐点には現在線の送電として旧線の架線柱が使用されています。
現在線の送電として使用されている架線柱
しばらく進んでいくと、廃線跡は開けた場所に出てカーブを描きながら続いています。この区間にはコンクリートの架線柱もあり、草むした場所にはコンクリートのキロポストも残されていました。
架線柱が並んでいる廃線跡とカーブを描く廃線跡
木曽福島方面を望む
約100メートル進んだ先で舗装道路になり、やがて中平トンネルへ入っていきます。トンネル内は照明が取り付けられているので歩きやすいです。レンガ積みのアーチや石積みの側壁は当時のままの状態です。また、入口には白い文字で62と書かれており、これが62番目であることがわかります。
中平トンネル
トンネルを出た廃線跡はやがて右側に草むした敷地が現れます。ここが旧中平信号場があつた場所で、石積みの擁壁や鉄柵も残されています。そしてこの先でトンネルを出た現在線と合流しています。
旧中平信号場があった場所と、信号場跡から中平トンネル方面を見た景色
現在線の棧トンネル付近で再び旧線跡は分岐しており、廃線跡はトンネルの横を真っ直ぐ進んでいます。この辺りには速度制限標識が残されたおり、バラストが敷かれたままの状態でした。尚、この先には旧棧トンネルがある場所なのですが、路盤は途中で無くなっており、木曽の棧付近の橋梁も平成10年の時点で落石があった影響により落石防止柵が出来た事で完全に撤去されている為、通り抜ける事は不可能です。
新線と旧線の分岐点と速度制限標識が残る廃線跡
旧棧トンネルを抜けた廃線跡は整備された道路が約200メートル続き、現在線と合流しています。
旧棧トンネル(上松側)と合流地点へと延びる廃線跡






















